角栓対策は肌の状態によって異なります

肌タイプで異なる角栓対策

肌断食の挫折の原因に角栓があります。

角栓はそのまま放っておいても自然と落ちますが、角栓でザラザラしていると化粧ノリが悪く不便な場合もあります。

また、不要な角質が剥がれにくかったり、角質の異常角化によってニキビなどが発生しやすい場合、角栓対策は必要になってきます。(ただし無理やりこすって剥がすのはNG

このページではそれぞれの肌のタイプに適した角栓対策をお知らせいたします。


1.赤み、酒さ、アトピー、普通肌の場合

超敏感肌

赤みや酒さ、アトピーなどの肌や超敏感肌(触っただけで赤くなったり痒みが出る肌)は表面の角質層がボロボロな状態。
だから角栓対策はもっともやさしく行う必要があります。

いちばんやさしくてカンタンな角栓対策は、下記のとおり。

1.湯船で10~20分温まって角栓をふやかします。
※角栓がふやけると白いニョロっとしたものになります。
※のぼせやすい人は蒸しタオルでもOK。
2.顔の水気を一旦タオルで取ります。
3.角栓が気になる部分(白いニョロっとしたもの)を指でやさしくこすります。
※強くこすらないように気を付けてください。
4.ぬるま湯で流します。

手ぬぐいを使っても良いですが、力加減に注意!
角栓は、できれば自分の指でそっと落としましょう。

弱っている肌もこの方法で乗り切りましょう。
こんな肌にピーリングは自爆です。

たいていの角栓がこの方法でスッキリ落とせます。
2以降の方法は、上記の方法を試したうえで、物足りない、やはり気になる、という場合にお読みいただければと思います。



2.敏感肌~普通肌の場合

米のとぎ汁

上記の赤みや酒さ、アトピー、超敏感肌ほどではないけど、敏感肌の方には、米ぬかを使った角栓対策が可能です。

私が使っているのは米のとぎ汁or米粉。
細かい粒子が肌に負担をかけずに、余分な皮脂や角栓を除去してくれます。

米のとぎ汁洗顔のやり方は以下の通りです。

1.米をサッと洗って水を捨てます
2.この米をよくかきまぜます
3.少量の水をいれ、この米をよくとぎます
4.ペットボトルに保存
5.洗面器に米のとぎ汁をあけ、その中で洗顔。

※洗顔前には流水でよく手を洗いましょう。

角栓が頑固で落ちにくい場合は米粉をドロドロに溶いてパックしましょう。
さらに頑固な角栓なら小麦粉をぬるま湯でドロドロに溶いてパックしましょう。

米のとぎ汁や米粉はグルコシルセラミドが含まれているので、肌の水分の蒸発を防ぎ、保湿にも適しています。小麦粉はグルテンが余分な皮脂や角栓を吸着して落とすので頑固な角栓に適しています。

※食物アレルギーの方はガスールを使いましょう。


3.ピーリングは非推奨

キラキラ

肌断食どっとこむではピーリングはおススメしておりません。

なぜなら、肌荒れリスクが高い割に、角栓を除去する力は上記の米粉や小麦粉と大差ないからです。むしろ、上記の小麦粉洗顔の方が、角栓や余分な皮脂がスッキリとれます。

筆者もピーリング液を使用したことがありますが、角栓がなくなるのは何日かかかりますし、低濃度でも、間隔をあけても、肌にダメージが積み重なるとやはり赤みが出てきました。

ただ、ピーリング液に含まれるグリコール酸は肌の新陳代謝を整え、コラーゲンやエラスチンの生成を促すので、美容外科などではシミ、ハリなどの治療に使われることがあります。

しかし医師の指導もなく、ズブのド素人が濃いピーリング液を使うのは危険です。
濃度が低くても、赤みやブツが出やすい方は要注意です。

ちょっとでも肌荒れ(肌に痒み、痛み、炎症、ピリピリ感、つっぱり感など)があれば、個人でピーリング液を使用するのはやめて、それでもどうしても使いたい方は医師の指導を仰ぎましょう。

※非接触生活でもピーリングはNGとされています。



4.かぼちゃと納豆

かぼちゃ

ピルでニキビやテカリが改善するタイプにはかぼちゃと納豆をおすすめします。

この2つの食材には、皮脂の分泌を調整するビタミンB群ホルモンバランスの調整に役立つ成分が含まれています。そのため、角栓も自然とできにくくなっていきます。

かぼちゃにはビタミンCやβカロテンも含まれ、抗酸化作用が強く、ストレス対策にもうってつけ。1日に4~5切れくらいを3食に分けて食べるとよいでしょう。

納豆は1日1パックを夕食にとると効果的です。

これらの食材はバランスのよい食事+αとして取り入れるのがベストです。


角質クリアゲルに注意!

たるみ

角質クリアゲルは、肌に塗ってこするだけで角栓をすっきり落とせる便利なアイテム。角質の異常角化の問題もクリアするので、ニキビが改善することが多い。

しかしこの角質クリアゲル、強く肌を擦るという行為、果てしなくポロポロとカスが出るからいつまでもゲルで肌をこするという点で問題あり。
このようなことを繰り返しているとニキビは改善できても、帯状毛穴、たるみ毛穴、ほうれい線の促進といったデメリットが生じます。

肌を強くこする、下にこするという行為は、小じわやたるみの原因となります。
マッサージといえば聞こえがいいですが、長期にわたって使った挙句に後悔しないように。


肌タイプ別角栓対策 まとめ

1.赤みや酒さ、アトピー肌など極めて敏感な肌の角栓は、何も使わず、湯船で温もってそっと肌を撫でてやさしく落としましょう。

2.赤みや酒さ、アトピー肌、超敏感肌(触っただけで赤くなる)とまでいかなくても敏感肌の方は米粉もしくは小麦粉をぬるま湯でドロドロにといて顔に付着させて流すと角栓がよく落ちます。

3.ピーリングはNG。

私は米のとぎ汁を基本に対策し、あとはかぼちゃと納豆で体の中から角栓の対策をしています。

関連ページ:

・肌断食の角栓ケア



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