口元のニキビや赤みも…
きれいに改善。安定しています。
湯シャンや肌断食でだいたいの肌荒れが改善できますが、口の周りの肌荒れ(乾燥やニキビ)は時々再発しました。
手で触ってもいないのになぜ?
そこで、ビタミンCを2~3時間おきに取ってみました。
すると、口の周りの乾燥やニキビが徐々にひいてきました。
口元の肌荒れはストレスや疲れ、体調不良が関係しているようです。
湯シャンや肌断食を実践してもなかなか肌荒れが改善しない場合、特に口の周りの乾燥やニキビ等で悩まれている場合は、ビタミン不足のケースもあります。
忙しい人はビタミンCなどの服用もアリですが、まずは、かぼちゃなどビタミン豊富な食材を取り入れてみるとよいかと思います。
しかし、なぜ、ストレスがこのような肌荒れの原因となるのでしょうか?
そのカギは「活性酸素」と「肌の防御力低下」にあります。
肌荒れのストレス
ストレスはニキビなどの肌荒れの原因と言われています。
そして多くの人がそのことを知っています。
でもなぜストレスが肌荒れの原因になるのでしょうか?
その原因のひとつはビタミンC不足。
え?ちゃんとバランスの取れた食事を取っているから大丈夫?
しかし、職場などのストレスの多い環境下や、夏の暑さ、冬の寒さなどの気温・湿気のストレスなど多くの人が、大きなストレスにさらされています。
そしてそのストレスは体内に多くの活性酸素を生じます。
その活性酸素を除去するのに、多くのビタミンCが消費されます。
ストレスだけでなくタバコを吸われる場合やタバコの煙が多い場所でも活性酸素が生じます。
そう、 ケースによっては通常のビタミンC摂取量では間に合わない場合もあるのです。
ビタミンCは人によって、そして生活環境によって必要量が異なり、多すぎても少なすぎてもよくありません。
少なすぎると、肌までビタミンCが到達しないという事態が起きてしまいます。
肌までビタミンCが十分に到達しないと、肌に必要なコラーゲンやエラスチンも生成されず、乾燥肌や老化の原因にもなります。
多すぎると、ビタミンCが尿となって体内に流れたり、下痢や吐き気などでより消費が多くなる場合もありますので、自分に適した量を探る必要があります。
肌荒れのストレスも立派なストレス。気にすれば気にするほど、悪化していきます。
ビタミンCが肌に及ぼす作用は下記の通りです。
1.活性酸素の除去(上記の通りです)
2.抗酸化作用(酸化したものを元に戻す)
3.コラーゲンやエラスチン等の生成(細胞を活性化)
4.アルコールの分解
5.風邪の時のウィルス退治
6.メラニン生成を抑制する
7.免疫機能を高める その他諸々。
上記に挙げただけでも多くの効果がありますね。
人間の体は生命を維持するのにまず大事な部分(臓器など)にいきます。
なので、肌にまわってくるのは比較的順位が低いのも事実。
とくに肌に関係しているのが、2の抗酸化作用、3のコラーゲンやエラスチンの生成、6のメラニンの除去。
2の抗酸化作用で皮脂の酸化を防ぎ、肌へのダメージ(炎症、くすみ、テカリ、毛穴の黒ずみなど)を防ぎます。
3のコラーゲンやエラスチン等生成は、十分なコラーゲンやエラスチンを生成して、皮膚の乾燥を防ぎます。
ワセリンだけでは改善しない乾燥肌は、ビタミンC不足が考えられます。
6のメラニン除去は、シミ、くすみの予防改善。
このようにビタミンCは多くの機能を持ち、生命維持に必要な臓器を優先に消費されます。
ストレスが多いと、活性酸素の除去で大量消費され、肌にはとても到達しません。
なので、より多くのビタミンCが必要になってくるわけです。
上記のように、ビタミンCは肌荒れを改善し、美肌を保つのに必要不可欠な要素です。
しかし現代のストレス社会では、1日に必要なビタミンCは規定量の100mgでは足りません。
美肌を保とうと思えば、実は規定量より多く必要なのです(この辺個人差あり)。
そこでかぼちゃなどビタミンCが豊富な食材を3食に分けて食べるか、ビタミンCサプリを3時間おきにとるという方法があります。
1.ビタミンCは一度にたくさん取っても尿として流れてしまいます。
2.ビタミンCは水溶性ビタミンなので水に溶けます。
3.脂溶性ビタミン(A、D、E、K)は取りすぎ注意。
4.ビタミンCは他の栄養素と相互作用
ポイント:ビタミンCやビタミンB群は水溶性ビタミンなので一度に大量に取っても尿として流れます。そのため、小分けに取る必要があります。
一度に摂りすぎたり、自分の体の必要量を超えて取ると尿となって流れます。
なお、サプリメントさえ取っていればいいというワケではありません。
ビタミンCを含む野菜や果物は積極的に取り、バランスの良い食事を心がけることが必要です。
サプリメントはその名のとおり「補うもの」ですから。
(補う部分多いですけどね)
また、ビタミンCの効果を高めるには、日頃のバランスの良い食事が基本となります。
それぞれの栄養は協力し合って吸収されるのでバランスのよい食事という基礎が必要です。
それも十分な食事量を必要とします。
食事量を減らすダイエットをされている方や菜食のみの方は、効果が半減してしまいます。
サプリメントはカプセルに入っているのでよいのですが、ビタミンC粉末はオブラートやカプセルに包んだほうが安全です。ビタミンCは酸が強く胃に負担がかかるからです。
胃腸の不調も肌に響きます。
もうひとつは、ビタミンCは水溶性のため、ドリンクやヨーグルトに溶かして飲むと、体に届くまでに溶けてしまい、効果が半減するためです。
なお、慣れないうちは、お腹がゆるくなり下痢する場合もありますので、ビタミンC摂取は自分に適した量を見つけるため、徐々に増やしていくのもひとつの手です。
(逆に言うと、便秘には便利という利点もあります。)
筆者はかぼちゃを1日6切れ3食に分けて食べています。
写真はかぼちゃのそぼろ煮。
画像のものは大豆肉を使っていますが、かぼちゃは脂溶性ビタミンを含むのでそぼろを入れるなら豚ミンチや合い挽きミンチがおすすめです。
かぼちゃであれば、抗酸化作用の強いβカロテン、肌を健康に保つビタミンB群、保湿とホルモンバランス調整のビタミンEなど肌荒れ対策に必要な栄養素が含まれています。
また、ビタミンB群には皮脂の分泌調整という働きもあるので、テカリやニキビ、角栓対策にも向いています。
かぼちゃは、対策が難しい思春期ニキビにも向いています。
筆者が高校生の時には、かぼちゃ2分の1個を3食に分けて食べていましたが、ニキビが出ませんでした。その代わり、食べすぎると顔や手が黄色くなるので気になる人は量を調整しましょう。
ストレスを受けると肌のバリア機能が低下します。
ストレスで心身の不調を来すと肌にも影響を及ぼします。
しかし、ストレスを受けただけでは、肌のバリア機能が低下するだけ。
肌の防御力が低下すると、界面活性剤などの刺激を受けやすくなります。
上記のビタミンC補給の上に、肌に刺激を与えないように気をつけていれば、肌に影響が出ることはないと言ってもよいでしょう。
肌に刺激を与えるものは、シャンプー、リンス、トリートメント、ワックス、ムースなどのヘアケア剤。それからクリームや化粧水、美容液などの基礎化粧品。メイクも含みます(一部除外)。
つまり、顔を触らない、湯シャン、水洗顔、肌断食、その他の接触に気を配るなど、気をつけていればよいのです。
すぐにシャンプーや基礎化粧品がやめられなくても徐々に減らしていくだけでも肌に変化が現れます。
台所洗剤、柔軟剤、抗菌剤など身の回りのものにもお気をつけ下さい。
※関連情報:非接触では推奨洗剤はトップクリアリキッドとされています。
・ストレスを多く受ける環境下では、かぼちゃかビタミンCサプリが効果的。
ただしバランスの取れた食事を心がけることも大切。
・かぼちゃは1日4~6切れを3食に分けて食べると効果的。
・ビタミンCサプリは2~3時間おき、粉末はオブラートに包むかカプセル状にして摂取することで、効果を高める。
・ストレスを受けると肌のバリア機能が低下。
肌荒れしやすくなるので、肌を触らないこと、湯シャン、水洗顔(ぬるま湯での洗顔)、肌断食を心がけましょう。