湯シャンと肌断食では、ニキビや赤みなどの肌荒れが改善しやすくなります。
しかし、たるみ、ほうれい線、シワとなると、湯シャンや肌断食だけでは限界があります。
全身運動をするのが一番よいのですが、実はたるみやほうれい線に効くツボがあります。
だからといって運動しなくてもよいというワケではないのですが、補助的要素になります。
ただ、このような顔ツボ・マッサージは、ニキビや湿疹などの肌荒れがないことが前提。
まだ、ニキビや湿疹、赤みなどの肌荒れがある場合は、肌荒れが改善してから実践してください。(肌荒れのツボはこのページの下に掲載しております。)
それから、顔ツボマッサージをするときには、石鹸を使わずに手ぬぐいなどで手を洗ってから実践されること(肌荒れ予防のため)、強い力で痛すぎるくらいに押さないことが重要です。
あまりに強くおしすぎると、筋肉を傷めたり、内出血することがあります。
重要なのは顔の筋肉を柔軟にすることにありますので、やりすぎないようにしましょう。
顔ツボは、強い力で押したり擦ったり、爪を立てたりすると逆効果。
また自己流のマッサージだと返ってたるみやシワをつくってしまうことがあります。ただし撫でるくらいのものはOK。
顔ツボマッサージをする上で、用意しておきたいのが専門家の書籍。
右記の本は分かりやすく図解されており、実践する上での注意点もしっかりと書かれています。また、ハンドブックサイズなので持ち運びにも便利。
安く入手できるのも嬉しい。
この本の中で、私がおすすめするのは48ページ。
基本編の「ほうれい線が気になる」の顔ツボマッサージです。
覚えやすく手軽な割に効果ありなのが嬉しいところ。
ほうれい線を予防・改善したい方、リフトアップしたい方におススメです。
顔ツボ・マッサージをするときには、口角を上げて笑顔で実践しましょう。
実は笑顔でいるだけでもほうれい線対策になります。
また、顔の筋肉を伸ばすときに息を吐きましょう。
顔の筋肉を縮めるときには息を吸い込みます。
なお、マッサージクリームやマッサージローラーなどの器具、化粧品は必要ありません。
右の図をご覧ください。
まず、四白:場所は黒目の下の骨のフチの1センチくらい下のところです。
顔のむくみを解消することにより、たるみを防ぎます。疲れ目にもいいのでパソコン作業をされる方にもおすすめ。
次に迎香:小鼻の横のくぼみのところです。
ここは鼻水、鼻づまりにも効果あり。
よく鼻がつまる私にピッタリのツボです。
美容効果としては、小じわ、肌荒れ(ニキビなど)、シミ、吹き出物、たるみ、ほうれい線、乾燥肌など。
次に巨りょう:小鼻の横から少し離れたところ。黒目(もしくは四白)からまっすぐ下りた所にあります。美容効果としては、むくみ、たるみ、ほうれい線。皮脂の分泌を調整し、毛穴を目立たなくする効果もあります。こちらも鼻水、鼻づまりにもよいツボです。
口周りに肌荒れ(ニキビや乾燥)がある場合にも。
私の場合、この巨りょうが一番響きました。
そして顴りょう:頬骨の下で巨りょうより少し耳寄りにあります。
美容効果としては、顔のむくみ、肌荒れ、血色をよくする、肌のハリなどがあります。
いずれも痛いくらいに押す必要がありません。
そっとやさしく押す、撫でるくらいでもよいでしょう。
いくらほうれい線だ、肌あれだと言っても、やはり基本は睡眠。
しかし、睡眠をしっかり取ろうと思っても寝付けない、眠れないことがあるかと思います。
そんな時にオススメなのが右図のツボ。
まず、安眠。耳の後ろの骨のくぼみのところです。
それから風池。安眠の少し横。髪の生え際付近にあります。
目の疲れや肩こり、頭痛など、パソコンに向かって仕事をする人がよくこりがちです。
睡眠不足の場合は、安眠と風池を軽く押すと響くかと思います。
空き時間にゆっくりと押してみましょう。(痛すぎないくらいに)
ニキビなどの肌荒れには合谷を刺激するとよいでしょう。
生理痛や頭痛、精神不安定の改善などの効果もあります。
場所は人差し指と親指の骨の間です。
親指以外の指で手を固定し、親指で赤丸のツボを刺激します。
私がニキビで悩んでいた頃、クマさん先生がよく押さえてくれたツボです。
三日坊主にならないためには、ちょっとしたスキマ時間に、思い立った時に実行するとよいでしょう。
お風呂で温まっている時や仕事の休憩時間などおススメです。
本にはたくさんの種類のツボが載っていますが、気になる部分を重点的に行なったり、時間帯を分けて行ってもよいでしょう。
・顔のたるみ、ほうれい線、シワはどんな高級な化粧品でもどうにもできない。
全身運動が不可欠。しかし入浴時などゆっくり顔ツボもおすすめ。
・顔ツボをする場合は、強く押しすぎない。
強く押しすぎると、筋肉を傷めたり、内出血する可能性があります。
・睡眠不足のツボと合谷は美肌の基本のツボ。
空き時間にでも押さえておくとよいでしょう。