肌断食20代から60代以降までの実践記録

年齢別肌断食の実践

肌断食の基本は肌にダメージを与えないこと

顔を触らない

肌断食は、始める年齢や肌質、改善したいものによって、はじめのやり方が少し異なってきます。
しかし肌に負担となるものやダメージを与えるものを避けるという基本的な部分は変わりません。

あなたは肌断食によって何を改善したいでしょうか?
毛穴でしょうか。ニキビでしょうか。赤みでしょうか。シミでしょうか。
それともシワでしょうか。

以下では年齢別に分けて肌断食実践法を解説しておりますが、肌年齢と実年齢は人それぞれ違います。できれば全部読んで思い当たる症状があれば参考にしていただければ幸いです。


20代~30代前半の肌断食

汚い肌
肌断食を始める前の筆者(31歳)

肌断食1ヶ月
肌断食1ヶ月(33歳)

20代、30代で多い肌の悩みはテカリやニキビ、毛穴、赤みなどの傾向があります。

ニキビでテカリがある場合、スキンケア製品をやめるのはよい方法です。しかし水洗顔を続けて実践すると角栓に見舞われることがあります。

確かに何も使わない方が肌には負担をかけません。

しかしずっと角栓を我慢し続けると、ニキビを悪化させたり、増やしてしまうことがあります。(30代の頃の筆者の体験より)

なので、米のとぎ汁洗顔や米粉洗顔などで余分な皮脂や角栓を取り除くとよいでしょう。米のとぎ汁や米粉は湯シャンの時にも活躍してくれます。

米のとぎ汁や米粉はグルコシルセラミドを含んでいるので、肌の水分の蒸発を防ぎ、保湿に適しているので乾燥肌の人は朝晩使ってもよいでしょう。

角質培養はある程度肌が改善してから行わないと挫折の元です。
30代から肌断食を実践している筆者は、水洗顔を何年か真面目に行ってきました。
しかし米のとぎ汁洗顔や米粉洗顔を夜に行なうと肌がとてもうるおい、赤みが出にくいことに気付きました。

ぶっちゃけ肌断食だけでは肌荒れは改善しません。
ビタミンやたんぱく質など十分な栄養を取ることや睡眠も大事ですし、頭皮や髪にダメージを与えない、残留させないことも重要です。

肌断食、湯シャン、かぼちゃを毎日少しずつ分けて食べて筆者は肌荒れを改善しました。


30代後半~40代の肌断食


筆者:肌断食8年近くの肌(41歳)

40代に多い肌の悩みは、毛穴やハリ、軽度の乾燥、小じわの傾向があります。
しかし私や私の知人は40代でも冬でも乾燥を感じない肌です。

なぜなら30代前半から肌断食と湯シャンをしているからです。

私は元々ニキビ肌で赤みもひどい状態でしたが、肌断食を始めて肌の環境を整え、健康な肌になりました。肌の環境というのは、正常な皮脂分泌機能とバリア機能、常在菌のバランスが整った環境です。

このように早くから肌断食を始めた人は40代に快適な肌を保てます。

しかし、40代から始めた場合、それだけスキンケア製品や洗顔料などの界面活性剤を使ってきた期間が長いので、肌表面の角質層がボロボロです。
肌表面の角質層がボロボロということは、肌のバリア機能が正常でないということ

肌のバリア機能が正常でないと、紫外線や目に見えない埃などの肌へのダメージから肌を守ることができません。その結果、赤みや炎症、ニキビ、乾燥肌などの異常が出やすくなります。

この状態で肌断食を始めると、最初は痒みや痛みで顔を触らずにいられません。
こんな時は無理をせずに、痛みや痒みのある部分にワセリンを薄くつけ、人工の角質層をつくってあげましょう。この方が顔を触る確率が減り、肌へのダメージも軽減されます。

水洗顔の補助は、米のとぎ汁や米粉、または小麦粉シャンプーがよいでしょう。
乾燥肌の方は米のとぎ汁か米粉がおすすめです。


50代~60代の肌断食

50代~60代に多い肌の悩みはやはり、シミやシワ、乾燥などの傾向があります。
また、長年化粧品を使ってきたこともあり、肌表面の角質層がボロボロな上、なかなか肌断食になじめないということも考えられます。

50代60代の肌断食は皮剥けや粉吹きで苦戦しがちなので、無理をせずワセリンで肌の防御幕をつくりながら実践するとよいでしょう。

なお、シミは肌へのダメージがなくなって肌のいたみが改善してしばらくたってから徐々に消えていきます。シミは年齢問わず時間がかかるのです。

また、代謝やホルモンの関係もあり、50代60代の肌断食は改善が若い年齢層に比べて遅めという傾向にあります。

しかし50代60代で肌断食を始めて成功した方や今順調に改善しつつある方もいらっしゃいます。

まず50代で肌断食を実践されている方です。
この方は若いころからニキビや肌の赤みで悩まされてきたそうです。
ちょうど筆者と同じようなパターンです。

この方は肌断食を始めて半年くらいたってくすみがとれてきたそうです。
ニキビも少しずつ減ったり、できても早く改善するなど実感されているようです。
頬の赤みはまだありますが、ご家族からも前より改善しているとのことです。

年齢もあり、改善スピードはゆっくりですが、ちょうど私の肌断食での肌荒れ改善過程に似ています。私も似たような感じの頃があったので、この方はもう一息だと思います。
→肌断食のブログ(肌断食やってみた!)で肌の経過を記録されています。


60代~70代の肌断食

母
筆者の母(73)
シミが大分消えています。

頭皮
母(73)の頭皮

次に60代から肌断食と湯シャンを始めた母。
肌断食と湯シャンを始める前の母の肌はとても見られないものでした。
顔色がくすみ、とにかくシミが多い。おまけに薄毛。
本人も気にしていたので、肌断食をすすめてみました。

最初はなかなかうまくいかず、シャンプーを薄めて使ったり、ワセリンを使って少しずつ入っていきました。すると半年くらいたった頃、くすみが取れ、シミも減っていました。

現在73歳ですが、不完全ながら湯シャンと肌断食を続けています。写真のとおり、たるみはまだあるものの、シミは以前に比べると大分消えた感じです。

50代以降は女性ホルモンの分泌が急激に下がり、女性ホルモンの恩恵を受けにくくなります

また代謝も落ちるので、肌の改善スピードもゆっくりです。それでもあきらめずに続けていれば、高齢でも肌は改善していくのです。


80代の肌断食(超ベテラン者)

80歳の肌

最後に極めつけ。80代の肌断食と湯シャンです。
男性で私の身近にいる人です。

製薬会社に20年以上勤めてこられた人で肌や頭皮、髪の専門家です。

だから若いうちから界面活性剤が肌に与える影響をご存じでした。そのことを私にも教えてくださり、私も肌断食と湯シャンに至りました(肌断食のきっかけはこの人です)。

何年も何十年も肌断食と湯シャンを続けた結果、80歳には見えない若々しいおじいちゃんになりました。周りからは50代くらいと間違えられます。

画像一部ですが、肌にハリがあり、シワがありません。ドアップで見ても毛穴見えません。
もちろん80歳にはありえないほど髪もあります。

男性で湯シャンを実践できる人はあまりいないので貴重です。自分で開発した頭皮用シャンプー(肌や頭皮に影響が出ないもの)を時々使っていらっしゃいます。


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