水洗顔を実践されている方でもメイクは可能です。
紫外線に当たる時間が長い場合やどうしても手で顔を触ってしまう場合はメイクをした方が肌へのダメージを軽減できます。
また、社会生活上どうしてもメイクが必要な時もありますので、水洗顔実践者のメイク方法を説明します。
白粉やパウダー状のファンデーションであれば、リキッドファンデーションよりも肌へのダメージが少なく、肌への残留も抑えられます。
最近は、肌への負担をおさえたミネラルファンデも多く出回っています。
ただし、まだニキビや湿疹、炎症などの肌トラブルが気になる場合は、できるだけすっぴんと水洗顔を心がけてください。
肌荒れがあるままでメイクをすると改善が遅くなります。
どうしても必要な場合は、ワセリンをうすくつけた上から柔らかいブラシでミネラルファンデをのせることをおすすめします。
紫外線に当たる時間が長い場合のメイクは以下のようにします。
1.ワセリンを顔につけ肌を保護する
2.その上に日焼け止めをつける
3.その上からパウダーファンデをつける
エトヴォスのミネラルUVパウダーは、UV機能が高いのでワセリンの上にそのままつけて使えます。
ただし汗で流れたらつけなおしましょう。2時間おきにつけなおしましょう。そのまま上塗りするのもありです。
パウダーファンデーションで薄化粧しているのであれば、水洗顔のみでOK。手ぬぐいやハンカチを使うと大分落ちます。
ただしこすり過ぎないように。
また、白粉やパウダーファンデーションを顔につけるときもパフなどで擦らないよう気をつけることが重要です。
右のようなブラシでフワフワっと付ける程度がきれいですし、肌に負担がかかりません。
ただし、ある程度肌が回復していることが前提です。
なお、ブラシは必ず洗ってから使いましょう。
どんなものでも新品のままで洗わずに使うと肌荒れの元となります。
(PCやマウスなど洗えないものは、触れた手で顔を触らないようにしましょう)
ブラシは、大・小様々な大きさのブラシを揃えておくと、ファンデーション用(広範囲)、頬紅用(中範囲)、アイシャドー用(小範囲)と使い分けができて便利です。
白くなめらかな肌に、きれいな色の口紅を持ってくると顔がパッと華やかな雰囲気になります。
でも、口紅やグロスを使うことで唇が荒れないか心配。
そんな時は、ワセリンを下地に塗ってから、口紅なり、グロスなりつけましょう。(できればどちらか1つが望ましい)
ちなみに、私はすっぴんな上に唇はワセリンだけで過ごしています。(白っぽくなりやすいので口紅かグロスがあった方がいいという意見も)
なお、パウダー状のファンデーションを使う時も、ワセリンを下地に薄く伸ばしてからファンデーションをのせると肌を保護できます。
サウンドスタイルのファンデーションについて
サウンドスタイルのファンデーションはワセリンやスクワランが含まれています。
よほどの乾燥肌でない限り、ワセリンなしでそのまま肌にのせましょう。
十分なしっとり感があり、肌にのりやすいというのが筆者の感想です。
(基礎化粧品のベタベタや残留感とは違う心地よいしっとり感です)
メイクはできるだけ水洗顔と手ぬぐいだけで落とす(落ちる)ようにしましょう。残留感が気になったり、すっきりしない場合でも、1~2日経てば通常の感触に戻ります。
どうしても気になって不快な場合は、米粉や米のとぎ汁を使ってもOK。紫外線に当たる時間が長い場合のUVメイクは純石けんを泡立てて落とす必要がありますが、その後に米のとぎ汁洗顔を行うと乾燥を抑えることができます。
手ぬぐいを使ってメイクを落とす場合は、こすり過ぎると肌荒れが悪化したり、くすみの原因となります。手ぬぐいを使われる際は力加減にご注意下さい。
ちなみに私は、たまにしかメイクしませんが、薄化粧なので、手ぬぐいも使わず、普通の水洗顔で落としています。いつもの水洗顔よりも拭う回数が多いだけですが、翌日はいつもの肌か、ちょっとしっとりした感じです。しっとりした感じは、ワセリンやスクワランが含まれたサウンドスタイルのファンデーションを使っているためだと思います。
サウンドスタイルのファンデーションは、落とす時もサラッと落ちる感じなので安心です。
(筆者の使った感想なので、他の人はどうか分かりませんが)。
パウダーファンデだけの場合は、クレンジングオイルやクレンジングクリームなどの化粧落としを使わずに、ぬるま湯で落とします。マスカラなどの濃いメイクはオイルなしでは落とせないので、肌荒れしやすい人は極力避けましょう。
薄くファンデーションを塗っている程度、ほお紅、アイシャドー、ワセリンの上に口紅などの場合は、水洗顔と手ぬぐいで十分に落とせます。
繰り返しますが、手ぬぐいを使われる時は、強い力でこすらないように気をつけて下さい。
炎症やくすみ、肌荒れの悪化の原因となります。
残留感が気になる場合はメイクを落とした後、10分間湯船でゆっくり温まり、その後もう一度水洗顔してみましょう。
水洗顔を始めたばかりの頃は角栓で肌がゴワゴワし、化粧ノリで悩む方もいらっしゃいます。
その場合は思い切って角栓を取りましょう。
無理矢理に根こそぎ取るのは肌をいためますが、ぬるま湯でそーっと指で取るのは大丈夫。
湯船に10分間浸かって温まると、残っているメイクや角栓が落ちやすくなります。
また、水洗顔の後に一旦タオルで顔の水気を取り、角栓の部分を指でそっと拭うと落ちやすい。
それでもスッキリしない場合は、米のとぎ汁洗顔か米粉洗顔を行いましょう。
肌にダメージを与えることなく角栓や余分な皮脂を落とすことができます。
また、米のとぎ汁や米粉にはグルコシルセラミドが含まれているので、肌の水分の蒸発を防ぎ、保湿することができます。
湯シャンと肌断食をしていると、どんどん肌が回復していきます。ニキビや湿疹などの肌荒れもひいていきます。
そうなると肌は滑らか。シミでもない限り、色ツヤのよい肌になると思います。この場合、紫外線に当たる時間が短い場合は、日傘などでカバーできるので、無理にファンデーションや白粉を使う必要はありません。
きれいな肌をわざわざ傷める必要もないのです。
この場合はファンデーションや白粉を使わず、頬紅と口紅などポイントメイクをしていけば、十分メイクした感じになり、返って若々しく見えます。
結局のところ、隠すものがなければファンデーションやコンシーラーなど必要ないのです。
肌改善後、すっぴんで証明写真を撮ったのですが、薄化粧をしたような感じに写りました。
私もここぞという時にはメイクをします。
ファンデーションや白粉は使いませんが、頬紅やグロスまたは口紅を使うことがあります。メイクをしていて1ついいことがありました。
それは顔を触らない。
メイクをしていると、自ずと顔を触らなくなります。
おかげでメイク以外の刺激物が顔につく恐れがありません。
メイクも悪いことばかりでもないようです。