宇津木式肌断食と非接触生活、あなたはどっち?

宇津木式スキンケアVS非接触皮膚科学

肌断食は、洗顔料も化粧品も使わない生活・美容法です。
ノースキンケアが基本で、ノーメイクの方が改善が早い傾向にあります。

肌断食を提唱している専門家は、宇津木式で有名な宇津木先生、そして何もつけない美肌ケアの池田大志先生。そして非接触生活の牛田先生。

どの方も私が尊敬する先生です。
しかし、宇津木式、何もつけない美肌ケアと非接触生活では、基本は同じでも少し違う部分があります。


純石けんを使うか使わないか

疑問

宇津木先生はメイクをする方のために純石けんを勧めていらっしゃいます。そして池田大志先生は、皮脂が過剰な方に対して純石けんを勧めていらっしゃいます。

上記に対して非接触生活は純石けんもNG。お湯だけで取れるメイクを推奨されています。

純石けんは泡立てて押し洗いしないと肌を傷めます。
しかし逆に考えると泡立てて押し洗いをすると肌へのダメージを抑えることができます。

ニキビ肌や脂漏性が肌断食を始めた頃は大抵過剰皮脂。
この点で純石けんを適度に使った方がいいという意見の池田大志先生に賛成です。

なお、少々石けんが残っていても大丈夫という意見は、石けん負けしたことがある私からすれば、ちょっと疑問です。石けんを使うならしっかり洗い流す必要があります。

なお、私が使って石けん負けしたのは市販の化粧石けんであり、純石けんは泡立てて使えばそう肌が反応するということはありません。

純石けんだからと言って安心せず、使ったらしっかりすすぎましょう。


宇津木式スキンケアと非接触皮膚科学 比較

宇津木式

・こすらないが鉄則。

・メイクをした時は純石鹸

・石けんは多少残っていても大丈夫。

・眼瞼下垂になるからまぶたをこすらない。

・純石鹸ベースの洗濯洗剤を推奨。

・湯シャンは34℃以下の温度で。

・顔面運動はシワの元。

・お風呂に塩。

非接触皮膚科学

・顔を洗うとき少しこするくらいでは傷つかない。

・メイクは薄化粧でお湯だけで取れる程度に。

・石けんはアルカリ性で肌を傷める。

・まぶたは少しこすったくらいでは異常が出ない。

・指定の液体洗剤を推奨。

・湯シャンは42℃くらいの高めの温度でも大丈夫。

・顔面運動ではなく、全身運動で汗をかくのが効果的。

・重曹×。ピーリングも×。
アロマオイル×、塩×



え?眼瞼下垂?額にシワ?

老け顔

上記のように、宇津木式と非接触生活の違いを挙げてみると結構ありますね。

眼瞼下垂というのは、宇津木先生の本で知ったのですが、まぶたをこすったり引っ張ったりするとまぶたの筋肉に異常が起こり、目を開けにくくなることによって額にシワが出やすくなる症状のよう。

これに対して非接触皮膚科学の牛田先生に質問を投げかけてみたのですが、少しこすったくらいでは眼瞼下垂にはならないそう。それよりも刺激物のついた手で触らないようにと注意された次第です。


湯シャンの温度

快適な湯シャン

湯シャンの温度も両者とも意見が違いますね。

私は湯シャンの最初のうち6ヶ月は40℃くらいの湯で洗い、それ以降は35℃くらいにしました。

湯シャンの期間によって使い分けたり、心地のいいほうを選ぶとよいでしょう。

なお、皮脂が少ない人は、あんまり熱い温度だとカサつく場合があります。
33~35℃くらいの温度で手ぬぐいを使いながらの湯シャンをすると大分ベタつき回避ができます。
もちろん、湯シャン前のブラッシングも忘れないように。

それと、冷えのぼせ体質の方(顔がほてって手足などの末端が冷える)や顔が炎症を起こしてピリピリしていたり、痒かったりすると熱めの湯はさらに症状を加速させるので、35℃までが無難です。湯シャンは自分に合う温度を探してみましょう。


肌断食初期の角栓は純石けんを適度に使う

純石けん

宇津木先生の本では顔を「こすらない」が鉄則になっています。
その代わり純石けんOKになっています。

皮脂が多い方がこすらない水洗顔を目指すには純石けんを上手に使う必要があります。
画像の通り純石けんを泡立ててその泡のクッションで洗顔すれば、水洗顔までといかなくても肌へのダメージは大分軽減されます。

皮脂が多い方、脂漏性、ニキビから肌断食を始めようと思えば無理をせず、純石けんを使いましょう。

話が少し逸れますが、角質培養というのがあります。
皮脂が多い方や脂漏性、ニキビの方がイキナリ角質培養を行うと挫折しやすいので、純石けんから少しずつ水洗顔に移行していきましょう。


非接触生活の場合はなでて落とす

非接触生活の場合は指でそっとなでて角栓を落とすくらいならOK。
その代わり、純石けんがNGとなっています。

非接触生活の角栓除去のコツは、湯船で10~20分くらい温まることです。
する角栓はこすらなくてもそっとなでるだけで落ちやすくなります。


非接触生活と宇津木式肌断食をやってみた結果

41.5歳時点の肌

非接触生活である程度肌が改善し、痒みやピリピリ感がなくなりました。
皮脂が落ち着いて角栓ができにくくなると、宇津木式の「こすらない水洗顔」に移行しました。
すると肌の改善が加速しました。

宇津木先生は洗面器もしくは手の中にぬるま湯をくんでその中で顔を左右にフルフルとおっしゃっていましたが、私はぬるま湯のシャワーで水洗顔をしております。
手を顔に付着させることすらないので、すこぶる肌の調子がいいです。
接触も気にせず水洗顔できるのがウレシイ。


肌断食はゆっくり進めよう

私は非接触生活から入りましたが、皮脂が多い方や脂漏性、ニキビ肌の方は純石けんを使いながら徐々に入っていくことをおすすめします。

メールを時々頂きますが、角栓でお悩みの方が後を絶ちません
参考情報:角栓対策 顔のベタつき対策

乾燥肌の方は、無理をせずワセリンを使うことが重要です。
自分の肌質に合うペースで肌断食を進めていくことが成功の秘訣です。



シャワーの圧力賛否両論

シャワー

宇津木先生の本ではシャワーの圧力が強いと肌によくないみたいなことが書いてありますが、非接触では影響ないと書かれています。

また、温度も火傷するくらいでなければ少々高めでもよいとのことです。

私は水洗顔の時だけ水圧を弱めて使っていますが、それぞれ心地のよい水圧と温度にされたらよいと私は考えます。


洗濯石鹸はやっぱり液体状を推薦

洗濯洗剤はやっぱり、石けんタイプではない方がいいでしょう。

石けんタイプではやはり衣類に残留しますし、最悪、粉が衣類に付着しています。

液体洗剤を使うにしても柔軟剤や漂白剤、蛍光剤が入っていないものを選びましょう。


宇津木式VS非接触生活 まとめ

・皮脂が多い人は最初から完全水洗顔でなく純石けんを適度に使う方が安定します。
・乾燥肌の方は無理をせずワセリンをうすくつけましょう。
・どちらを実践するにしても自分の肌に合う肌断食ペースが重要

なお、湯シャンの温度については、初期が40℃、慣れてくれば34~37℃前後がよいでしょう。また、暑い日は低温の湯シャンがいいし、寒い時期は温かいほうが快適。
自分の感覚を大切にするとよいでしょう。



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