かかとのひび割れを改善するカンタンな方法

かかとのひび割れは冷えも原因のひとつ

足のすねの乾燥は、体の肌断食で改善しますが、かかとのひび割れは体の肌断食だけでは改善しません。なぜなら、かかとのひび割れは冷えも大きな原因だからです。

かと言って、かかとの肌断食が意味がないのではなく、石けんやボディシャンプーなど肌にダメージとなるものを避けているので、原因を1つ取り除いていることになります。

しかし、どんなことにも言えることですが、原因はすべて取り除かなければ改善は難しい。


保湿だけでは改善しにくいかかとのひび割れ

かかとのひび割れ

「かかとのひび割れ」は足が冷えていると、いくら保湿をしてもなかなか改善しません。

かといって、軽石でゴリゴリ擦ったり、やすりなどでこすって落としても角質を傷つけてしまいます。

体の他の部位は乾燥も湿疹もないのに、かかとだけがひび割れていたり、冬にだけかかとがひび割れするケースも結構見受けられます。

私も冬は足が冷えやすく、アルミなどで熱を逃がさないようにしないと、すぐかかとがひび割れちゃいます。

上記の写真は冷え対策をしなかった冬の私のかかとです。

かかとにひび割れが起きる原因は、かかと部分が冷えきることによって血流が悪くなることから始まります。かかと部分の血流が悪くなると、その部分に必要な栄養が十分に行き渡らなくなり、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が遅れて乾燥し、ひび割れてきます。


かかとを温めるだけでかかとのひび割れが改善

回復かかと

こちらが、下記のぬくぬくくんアルミを使って、実際に1週間かかとを温めてみた写真。

まだかかとのひび割れの名残はありますが、溝がなくなり、ざらざらとした感触がなくなりました。

足を温めるだけでこれだけ改善しました。
私はズボラなのでしていませんが、ワセリンとラップを使った湿潤療法と併用するとより効果的なようです。

なお、かかとに限らず、冬の乾燥は冷えというストレスも関係しているので、防寒をしっかりと行ってください。それでもなかなか改善しない場合は、ビタミンCの服用も合わせるとより改善が早くなります。→ストレスのページをご参照下さい。


かかとのひび割れ対策のきっかけは「安心」の記事から

湯シャンのことが取り上げられていることを知って購入した「安心」という雑誌の2014年1月号。

湯洗髪の記事だけでも、これまでの湯洗髪の見直しになってためになったのですが、他の記事も読んで実践してみました。

その一例が、靴下と靴下の間にアルミを挟む冷え対策(つまり靴下の2枚履きの靴下の間にアルミホイルを挟む方法)。
実際にやってみると、足が冷えません。
なるほど、こりゃ~いいや♪快適♪

しばらく続けていると、あれ?かかとのひび割れがマシになってる?!
2日くらい続けたところ、冷えだけでなく、かかとのひび割れが改善していたのです。

この本には湯シャンのことも載っていますが、体の各部分を温める冷え対策も載っています。


アルミホイルではもろいので中敷きを探しました

靴下アルミホイルは思いの外、かかとのひび割れ改善に貢献してくれました。

しかし、アルミホイルとサランラップとセロテープで作った中敷きではもろくてすぐにボロボロに(T_T)

何か便利な物はないかと探してみたところ、アルミの靴中敷き発見!
値段も1足178円~200円とお手頃♪
すぐに取り寄せて使ってみました。

私の使い方は靴下と靴下の2枚履きの間にこの「ぬくぬくくんアルミ」を入れます。靴を履いていないときも、靴下だけで座敷を歩いているときも冷えなくて快適♪ サイズ合わせの台紙もあるので、きれいに自分の足のサイズに切り取れました。

これで冷えによるかかとのひび割れを予防できるので大変助かります。
冷え性の人なんかも重宝しそうです。


かかとのひび割れがひどい場合は湿潤療法と併用を

かかとのひび割れがあまりにもひどく重症な場合や、少しでも早く治したい場合は、湿潤療法も併用するといいでしょう。

湿潤療法とは、ケガや火傷をしたときにラップとワセリンで早く治す治療法。これをかかとのひび割れに応用するわけです。

かかとにワセリンとラップの方が改善は早いのですが、つけてもすぐにはがれてしまうので、それに準ずるキズパワーパッドで代用するとよいでしょう。

基本的な手順はこんな感じ。
1.かかとがひび割れた部分に大きめのキズパワーパットを貼ります。
2.その上から靴下をはきます。
3.ぬくぬくくんアルミを入れたルームシューズをその上からはきます。

アルミホイルでかかとのひび割れのさらなる進行を防ぎながら、湿潤療法で改善を早めるので、重症なかかとのひび割れの場合でも無理なく改善していけます。



かかとのひび割れ改善中にしてはいけないこと

よくかかとがひび割れたからと言って、軽石で擦り落としたり、 ニッパーで固くなった部分をはぎ取ったりする人がいます。

このようなことをしていると、角質を痛め付け、改善を遅らせることになり、逆効果です。(肌が弱い人なら尚更です)

また、尿素クリームやハンドクリームなど油分の多いクリームを必死にすり込む人がいますが、このようなものは肌に浸透することはなく、表面の滑りをよくするだけです。つまり、他の化粧品同様、感触をよくするだけで、根本的には回復しません。また肌の弱い人には刺激となるので要注意。
→「非接触皮膚科学」尿素の秘密参照

軽石でゴシゴシする人もいらっしゃいますが、無理やり角質を剥ぐと逆効果。角質を無理矢理剥ぐくらいなら、アルミソールと靴下でかかとを重点的に温めた方が効果的。

冬場にかかとのひび割れが生じる場合は冷えの要因が大きいので、上記の処理をした上からルームシューズで足を温めると効果的です。足首が閉まっているタイプが熱を逃がしません。


かかとに何かつけるならワセリンかキズパワーパッド

しつこいようですが、保湿する場合は、肌に何の影響も与えない白色ワセリンがよいでしょう。
ワセリンとラップを使って潤わせておくことで、細胞の回復を助けます。(上記湿潤療法の本より)

なお、ワセリンは容器型よりチューブ型の方が使いやすいです。
また、チューブ型だと直接指で取らないので、異物が入りにくく変性しにくい、劣化しにくいというメリットがあります。
ただ、寒い所に置いておくと固まりやすく出にくくなるので、少し温めてから使うとよいでしょう。
ワセリンはドラッグストアや薬局にも置いてあります。

しかし、ワセリンをつけてラップで密封という方法は剥がれやすいので、前述のキズパワーパッドで代用するとよいでしょう。


お風呂の床に除菌機能つきお風呂の洗剤を使っていませんか?

米のとぎ汁

かかとのひび割れが年中起きている人の主な原因がお風呂用洗剤の残留。
素足で浴室に入り、浴室の床をお風呂の洗剤で洗っていると、かかとが乾燥したまま改善しません。

除菌機能のあるお風呂の洗剤は肌に必要な常在菌ももちろん除菌してしまいます。しかも肌へのダメージも大きい。

毎日、毎日、除菌機能の洗剤でお風呂の床を洗う→踵や脛が荒れるといった場合もあります。

極力アクリルたわしなどで洗いましょう。
デコボコしたお風呂の床(カラリ床)の場合は、お風呂の床用ブラシを使うのも1つの手です。
皮脂汚れが気になる場合は、米のとぎ汁を使うと肌へのダメージがありません。
小麦粉アレルギーがない方は小麦粉でもOK。


かかとのひび割れの原因と対策 まとめ

・かかとのひび割れは冷えによる血行不良→ターンオーバーの遅れから生じる。

・かかとのひび割れは足を温めることが大切。
 靴下の2枚履き、アルミなどで温めましょう。

・かかとのひび割れは浴室の残留洗剤(特にお風呂の洗剤)にも注意!
米のとぎ汁や小麦粉などで洗うと皮脂汚れが取れやすい


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