肌断食でシミが改善

肌断食でシミ対策(写真記録)

肌断食でシミは改善するのか?という質問をよくいただきます。

肌断食だけでもシミの予防と改善はできます。
肌へのダメージを与えないので、これからシミができるリスクがグンと下がります。

ただ、肌断食だけでガンコなシミを改善しようと思えば時間がかかります。


シミは肌を守るためにできる

シミは、肌にダメージがある環境にできるもの。
そしてシミは、いたんだ肌を守るという立派な役割があります。

そうです。いたんだ肌、肌が傷む環境ではシミはできるものなのです。
なので、肌にダメージが続いているうちは無理やりレーザーでシミを消しても再発しやすいのです。 肌にダメージを与えるものは毎日のスキンケアやシャンプー等のヘアケア剤のすすぎ湯、柔軟剤、顔を手で触るなどの物理的ダメージと範囲が広い。

逆に言えば、肌が傷む要素がない場合や、傷んでいない肌だとシミはできません

肌のダメージがなくなっていくと、シミは自らの役割がなくなったと判断し、少しずつ消えていきます。周りからぼやけて薄くなっていきます。
時間はかかりますが、少しずつ、少しずつ消えていきます。

 

肌断食だけでもシミは薄くなる

2012年11/13時点
最初の頃は汚肌。

2013年05/03時点
肌断食6ヶ月で肌荒れ激減。

湯シャン、水洗顔、肌断食、顔を手で触らないといったことに気をつけること6ヶ月。

写真のようにシミが薄くなりました。

肌改善写真の記録にも載せてあるのですが、私が赤ちゃんの時にかぐってつけてしまった左の頬の傷跡です。

おそらく、こういう30年以上もたったシミはレーザーでも難しいでしょう。

ハイドロキノンとトレチノインも試してみましたが、シミに変化はありませんでした(逆に炎症が起きた)。

ピーリングで表面の肌をはいでも肌にダメージを与えるだけなので、シミは改善しませんでした。

しかし、湯シャン、水洗顔、肌断食だけの6ヶ月でここまでシミが改善しました。

このように、肌断食だけでもシミは随分と改善したのですが、アスコルビン酸外用とビタミンの積極的な摂取を取り入れると更に改善していきました。注※アスコルビン酸:ビタミンC

肌断食だけでシミの改善を図るのもいいですが、ずいぶん時間がかかります。
最初のうちはASVCの力を借りてもよいのではないかと思います 。


活性保持型アスコルビン酸を外用剤に

ASVC22
ASVC22

ASVC35
ASVC35

私がシミの対策で取り入れたのは、ASVC。
活性保持型高濃度ビタミンCです。

このASVCは、ビタミンC誘導体などとは比べ物にならないくらい高濃度のビタミンCでできています。

また、肌の温度で溶けて活性化し、効果を発揮する所も画期的。いったん肌につけるものの、3分間で洗い流すので、肌に残ることもなく快適です。

最初は、ASVC22から始め、ASVC35へ移行しました。

つかった感触としては、チューブ入りのASVC22の方が、使いやすく、伸びやすい感じ。
ASVC35は、ASVC22より濃度が高い分、伸びにくく、容器入りです。
肌の温度で溶けてから伸ばすとよいでしょう。

ビタミンC誘導体化粧水は、濃度が高くてもせいぜい5%(手作りの場合)。
ASVC22は22%。ASVC35は35%。

ただ、ASVCは使ったらすぐ冷蔵庫にしまう必要があります。
20℃以下で保存して下さいと説明書きがあります。

シミの対策は、肌に刺激物を接触させずに行うことがポイントです。
まずは、肌荒れを改善しないかぎり、シミの改善は起こりにくいので、肌に負担となるものを肌につけないことを気をつけましょう。手で顔を触らないことも重要です。
たるみ、ハリ、小じわ等は、運動を併用するとよいでしょう。



シミの経過報告


2013/5/10 シミ拡大写真
ASVC22開始


2013年9月30日
ASVC22使用5ヶ月弱

ASVCを使ってもピリピリするなどの刺激がなかったり、赤みが出なければ肌が傷んでいない証拠。

実際使って刺激がなかったので、これまでの「何もつけないケア」が間違っていなかったんだな~と実感しました。

ちなみにASVCを使用した晩の翌日は、口周りの乾燥が大分マシになっていました。やっぱりASVCは効果があると実感。1週間使ってみた後は口周りの乾燥がすっかり治っていました。

しかし、しばらくするとまた、口周りの乾燥が再発したので、ビタミンC粉末を取り入れてみました。数時間おきに服用します。すると再発することなく改善しました。
→ビタミンC粉末の取り方についてはストレスのページを見てね!

こうして、ASVCだけでなく、ビタミンC粉末の内服も取り入れてみると、シミの改善も加速してきました。

湯シャン、水洗顔、肌断食だけでできることは、ニキビや湿疹などの肌荒れの改善と予防、毛穴の黒ずみの改善と予防、炎症の改善と予防、シミ・シワに関しては予防(つまり食い止め)のみ。
すでにできてしまったシミやシワは、肌断食(予防)に加え、ビタミンC(改善)も必要なようです。

牛田先生のメルマガ第318号:ASVCの役割
真ん中辺りで、はっきりとこう書かれています。 
「ただ、色素沈着やシワは何もつけないだけでは改善しません  (悪化は防ぐことができますが)。」

ASVCは寝落ちして使わない日も結構あったので、週に3回くらい就寝前に使ってみました。

結構サボっているのでシミの改善はゆっくりですが、着実にぼやけてきています。


肌断食とASVC8ヶ月経過


2014年1月9日
ASVC22使用8ヶ月経過

そして、ASVCを使い始めて8ヶ月。
写真を見て頂ければ分かりますが、かな~りシミ、小さくなっています。
シミは周りからぼやけるように消えていきます。
それを体験しました。

それと、もうひとつ。周りの毛穴やニキビをつぶしたデコボコ目立たなくなってきています。 肌が滑らかになりました。

大分シミなど改善してきたので、ここで少しASVCをお休み。


ASVC再開

シミ
2015年5月24日
ASVC35再開2ヶ月経過

シミ
2015年11月15日
ASVCをストップし半年程度

少し休んだ時期もありましたが、落ち着いてからASVC22より濃度が高いASVC35でケアを再開しました。

再開して約2ヶ月ほぼ毎日ASVC35を使い、5月下旬を迎えると、また一段とシミが薄くなりました。

それからASVCをストップし半年たった11月、シミはさらに小さくなりました。

よほど近づいてみないと見えないくらいなので、ないに等しいシミであります。

30年以上ある頑固なシミを改善するのに2年半。肌断食とASVCでシミを改善するには長期戦となりますが、これまでのシミ対策では最も有効かつ安全な方法なのではないかと筆者は思います。

ただ、これまで待てない!という方は、レーザー治療もありですが、副作用と再発にお気をつけ下さいませ。

最初の頃の写真と比べると一目瞭然。
シミは肌のいたみが回復して、一定期間おいてから徐々にボヤけていくので、肌荒れやニキビより時間がかかります。

ASVCのケアを始めて肌の状態はよくなったけどシミに変化がないという時は根気よく続けることが必要です。

一方、ASVCを始めたけど、赤みや肌トラブルが改善しない場合、まだ肌にダメージを与えるものが接触している可能性がありますので、見なおしてみるとよいでしょう。



ASVCも何もつけないこと5年

シミ
2020年8月23日

その後、ASVCも何もつけないこと5年以上。

少しずつですが、さらに改善が進んでいます。
光の加減では見えないことも多いです。
2020年8月時点のケアは以下の通り。

・完全湯シャン(時々米のとぎ汁洗髪)
・朝は水洗顔
・夜は米のとぎ汁洗顔or小麦粉洗顔
・洗顔後は何もつけない

このシミは赤ちゃんの時にかぐってつけたシミなので真皮層までダメージが行っているはず。
何もつけなくても改善が進んでいるのには驚きです。
ASVCを続けていたらもっと早く改善していたのかもしれませんが、ASVCをやめた時点でもう十分だと思い、肌断食に戻りました。
やはり、肌にダメージを与えないのが一番なのですね。


肌断食でシミの改善 まとめ

シミは傷んだ肌を守ってくれるもの
肌の傷み、肌へのダメージがなくなり、自らの役割がなくなるとぼやけるように自然と消えていきます。なので、肌の傷みが改善して、数ヶ月たって変化が現れてきます。
ニキビ、赤み、炎症等の肌荒れが改善してしばらくたつと、シミにも変化が。
上記の私のシミのように、数年かかることもあります。

・シミの再発を防ぐなら肌断食は必要。
肌をいためるものがない限り、シミは出てきません
根本からシミを改善したいなら、肌をいためるものをストップしましょう。

・レーザー治療は賛否両論。
シミを手っ取り早く取ってくれるレーザー治療。
しかし、再発する人、思うような効果が出なかった人も多い。
傷んだ肌を守ってくれるシミを無理やり取ると弱い肌が刺激にさらされる事は否めませんし、レーザー治療後も肌へのダメージが続いていれば、再発してもおかしくはありません。

・結論として、シミがあるうちは、まだ傷んでいる肌。そして肌がいたむ要因が存在する環境にある肌。シミなしでは、外からのダメージに耐えられない肌。その肌のダメージを徐々に改善していき「もうシミは必要ないぞ」と肌が判断した時が本当にシミが改善するときなのだと私は思う。



↑ PAGE TOP